人生途中で目が見えなくなるって事は…

7月22日、檜が蘭子に付き添って行った先は、点字図書館の用具部でした。
そこで買った、音声で操作できるICレコーダーの使い方を、蘭子が忘れたんです。
檜にも一緒に習って欲しい、蘭子がまた忘れた時の為に、との事でした。

そのICレコーダーは、ストラップを左手前にした状態で使います。
勿論、スイッチや各操作ボタンの位置を憶えたら、機械をどう向けても自由ですよ。
操作ボタンは大きさ、形、手触りがそれぞれ違う様にできています。

その位置と働きを、檜が蘭子に教えていた時です。
「細い縦線から左へ指を動かすと、ザラザラの大きめの四角いボタンがあるでしょ」
檜は蘭子と向かい合って、彼のICレコーダーを操作します。
「え?! ないよ。 ザラザラは左じゃなく上でしょ?」
蘭子が不思議そうに反論します。
「ストラップをちゃんと左手前に置いてる?」
「…?」
2人のやりとりを聴いていたマギー、蘭子の膝の上に指先を延ばしてみました。
機械は蘭子の膝から少し空中に浮いた状態で、蘭子の両手に包まれています。
ボタンを触る時、無意識にその手が機械を半回転させていたんですね。

何度トライしても、蘭子の手は操作するとき同時に、機械を回してしまいます。
殆ど見えないにも関わらず、蘭子は習慣でその見えない目に頼ってしまうんです。
11歳で全盲になったマギーにも似た様な体験があります。
自分の手の動きが深部感覚で捉え難いんです。
見えていたからとて、全ての人がその形や地図を頭に直ぐ描ける訳じゃないんです。
中途失明者の全てがカラーコーディネイトができる訳でもないんです。
先天性視覚障害者よりは色んな面で確かに有利ではあるけれど。

ところで、緑川家には蘭子と同じタイプのICレコーダーはなかった筈だけど?
ん? 蘭子に付き添った日に、檜も買ったんだね。
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妖精の扉(マギーのプロフィール)

緑の館のマギー

Author:緑の館のマギー
名前
緑の館のマギー
年齢
妖精年齢300歳
誕生日
7月27日
性別

職業
夢配達人
趣味
映画、音楽、ショッピング、
ファッション、アウトドア、
ドライブ、旅行、語学、読書、
テレビ、インターネット、
ペット、占い、超自然現象&etc.
住んでいる所
アクアワールド
妖精の小道1218番地
緑の館
血液型
いつも悪口いわれるけど、
一番可愛い女性の血液型 B
身長
150cm
特技
何処でも眠れる、幸せ探し
好きな食べ物
カレーライス、お好み焼き、
チョコレート
最後に一言
心はいつも夢見る11歳、
現実は?
緑が好き、海が好き、
風が好き、人が好き。
嘘を重ねて生きることが
人生なら、
熱い涙の数だけ
優しくいたい。
好きな物は水色と
5月の早朝の草木の息遣い、
自分ではできないけど
マリンスポーツです。


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